子育てリスキング

しごと

別に、仕事好きなわけではありませんが

卒業して入社した会社に勤続20年超、出産前は夜中近くまで働き、2度の産休/育休を経て1年ほどで復帰し、以降時短勤務を取りながら家庭と両立。ワンオペの挙句に、現在はシングルマザーでフルタイム勤務に復帰。

なんだかこうやって客観的に聞くと、なんだかすごく明確なキャリヤを目指して頑張っている人と勘違いされそうです。

実際は全然!

特にこれがやりたいと言って仕事をしてきたわけでもなく、与えられたのを淡々とこなしているうちに、気が付くと年月が経っていて、逆にビックリ。

最近入社してくるワカモノは、自分のやりたいことが明確ですごいですね。そんなにやりたいことを、その歳で絞れるのがうらやましくもあり、でもちょっともったいないとも思わなくもなかったり。

いまだに自分に何が向いているのか全く分からないので、一向に決められないのですが…。

ただ、子育てを経て段違いに変わった能力がありますね。

スケジューリング(段取り)

時短勤務は、段取りよく進めても、仕事が積みあがったまま毎日が終わる日々でした。

自分の仕事の段取りを、前日帰宅前に一度立て、朝イチにメールチェックしながら夕方以降をキャッチアップしてみんなが出勤してくるのを待つ。ディスカッションでも、だらだら結論無く話す人を途中で遮ったりして、何とか明日やることを決めるために結論を確保。

それでも、結局大事な仕事は回ってこない、大事な打合せにも出られない。給料もカット。ただし締め切りは変わらない。 こんな毎日はモチベーション無くしますねー。もう時短勤務には戻りたくないのが正直なところです。

想定外を想定する

想定外を想定するなんて無理!と思っていた子育てする前の自分には、笑ってしまいたい。本当に何が起こるかわからない毎日で、想定外が起こる可能性を考慮し、自分のダメージが最低限になるよう予防線を張り巡らせておくしかないのです。

そして、想定外が起こることは仕方ないので、とにかく冷静に対処する。

まぁ、おかげさまでそれなりな修羅場(?)は超えてきました。

実はシステムの障害対応の仕事をしていたので、24時間何が起こるかわからない。という環境で、冷静に状況を判断して、適切な処置を行う。というのはなじみがあったりします。が、子育ては命にも関わってくるので、判断の重さは全然違いますね。

今振り返ると、周りのママ友から聞く大変トークを元に、自分でシミュレーションは結構していました。

(例えば、上がダウンした場合に、下を保育園にどうやって送っていく?二人抱っこできる? など)

やっぱりシミュレーション=想像力は大事ですね。

感情のコントロール

もともとあんまり感情の起伏が少ないタイプです。が、子どもに対して怒るときは、実は対して怒ってないけど、スタンスとして怒っている時があったりします。

子ども対しては、怒る条件を何度も繰り返し説明します。その条件を超えた場合は、自分がイラっとしていなくても怒ります。逆に条件未達の場合は、危険が伴わない限りなるべく怒らない。

子どもからすると、条件を超えたら怒られる。逆に親の気分で理不尽に怒られることは無い、というようになるべく見えるように、こちらはものすごく感情をコントロールしています。

自分の母が気分屋で、かつ人の話を聞かないタイプだったので、そういう思いはさせたくないなーという気持ちからスタートしましたが、条件設定は年齢を基準にしているので、結果として年齢差がある兄弟の公平さにも繋がっています。

やっぱり健康第一

ワンオペで一番大変なのは、自分が倒れたときです。

とにかく倒れられないので、予防接種なども積極的に行い、会社の健康診断以外にも、定期的に通ってねと言われる病院に通うのを怠らないのは必須です。

そしてメンタルもフィジカルも疲れを貯めないというのも、なるべく心がけています。

社会人になってから~1人目産後は体調不良が続いて病院通いもしばしばだったのですが、子どもたちからもらってくる色々なモノですっかり免疫が付いたのか、すぐ隣で発症した子どもが寝ている中、インフルエンザだけではなくコロナやノロウィルスなんかも発症せずに乗り切るという、スーパー免疫お母さんになれました。

唯一、花粉だけは弱点…。

これらの能力って、仕事では表立った能力や成果としてアピールにはならないんですよねぇ。

でも、出産前よりは成長したかなと自分で思っていればいいです。

仕事は特に好きでもないけれど、仕事にも使える能力は自動リスキングしました(と思っています)。